期間工になるにあたって、寮に入るか自宅から通勤するか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、自宅通勤でデンソーに1年、寮に入ってトヨタで現在3年目の現役期間工の僕が、どちらがおすすめか実体験ベースでお話しします。
この記事でわかること
- 寮と自宅通勤で毎月いくら差がつくのか
- 両方経験してわかったメリット・デメリット
- 応募前に確認しておくべきポイント
- 寮に向かない人の特徴
結論:期間工として働くなら寮に入るべき
結論
期間工として働くなら寮に入った方がいいです。寮費・水道光熱費・食費が抑えられるアドバンテージがかなり大きいからです。
寮に入った場合と自宅から通勤する場合の固定費を比べてみましょう。
| 寮 | 一人暮らし | |
|---|---|---|
| 家賃 | 0円 | 60,000円 |
| 水道光熱費 | 0円 | 15,000円 |
| 食費 | 20,000円 | 40,000円 |
| 合計 | 25,000円 | 115,000円 |
※一人暮らしの金額は平均的な目安です
もちろん地域差や個人差はありますが、毎月の固定費が10万円近く変わってきます。さらに自宅通勤をしていた僕の経験から言うと、自宅から工場までの距離が遠いほど寄り道が増え、その分出費も増えていきます。
この差を期間別に積み上げると、こうなります。
| 期間 | 寮と一人暮らしの差額 |
|---|---|
| 1年間 | 約108万円 |
| 3年間(満了まで) | 約324万円 |
同じ仕事をして同じ給料をもらっても、住む場所だけで3年後には300万円以上の差がつく計算です。
では、寮と自宅通勤で実際どんな違いがあったのか、僕の実体験をお話ししていきます。
自宅通勤していたデンソー時代
僕はデンソーで1年間、自宅通勤をしていました。|もともと一人暮らしをしていて環境を変える必要がなかったというのもありますが、一番の理由は「寮に入ることに抵抗があった」からです。
ネットで調べると「期間工はタコ部屋になる」「寮が汚い」などの情報が溢れていて、正直かなりイメージが悪かったんです。
当時の僕:「タコ部屋とか絶対無理…普通に家から通おう」
→ 結果、1年間で貯金はほぼゼロでした笑
通勤時間
工場までの距離は約12キロ。通勤時間は短くて45分、長いと1時間近くかかっていました。昼勤の始業が8:40だったのでほとんどピークタイムの通勤で、毎日渋滞にハマるような感じでした。帰りも定時が17:15なので、こちらもほぼピークタイムです。
自宅通勤のメリット
やはり自由に寄り道できるところです。金曜日には帰りに銭湯へ行って、そのまま家に帰らずに出かけることもできる。これは自宅通勤の特権ではないでしょうか。
自宅通勤のデメリット
僕の場合は距離もそれなりにあったので、とにかく時間とお金がかかったことです。当時はタバコを吸っていたため、渋滞に入ると必ず一服してタバコ代もばかになりません。余裕を持って出れば朝マックに寄ったりと、とにかく余計な出費が多かったと思います。
寮に入ったトヨタ時代
トヨタでは寮に入って現在3年目になります。
寮に入った理由は、デンソー時代に出費が多すぎてまともに貯金もできなかったからです笑
2年間経験した今なら、迷わず寮を選びます。
寮のメリット①:お金が貯まる
これは本当に大きいです。
一人暮らし時代に比べて毎月10万円ほど浮いているので、「使いすぎたな〜」と思っても前月より減っていない、むしろ増えているという感覚を何度も味わいました。
トヨタ自動車で働いている現在の年収はおよそ420万円くらいですが、毎月10万円浮くということは年間で120万円、つまり合計540万円相当。しかも年収540万円なら本来その分税金も増えるわけなので、実質それ以上の価値があると言ってもいいくらいの感覚です。
寮のメリット②:家事がほぼ不要
自分で食事を作る必要もほとんどなく(日曜日の朝と長期連休は食堂がお休み)、自分でする家事といえば洗濯くらいです。
仕事で疲れて帰ってきて食事が用意されているのは、想像以上に楽です。
寮のメリット③:電気代を気にせずエアコンを使える
一人暮らしだと、電気代の節約のためにエアコンを我慢することも多いと思います。寮は電気代がかからないので、使いたい時に使えます。
暑すぎたり寒すぎたりすると動きたくなくなる僕としては、本当に快適でありがたいです。
寮のデメリット
洗面台やトイレに行くのに部屋を出る必要がある
これは入る寮によりますが、僕の入っている聖心清風寮ではトイレ・洗面台・洗濯機が各階の中央にあるので、部屋を出る必要があります。
冬はダウンを着てトイレに行っています笑
最初の1年間は車を持ち込めない
車が好きな人には大きい問題かなと思います。寮の近くで月極駐車場を契約すれば解決はしますが、駐車場まで歩く必要があるので不便ではありました。
あと気にされる方が多そうなのは水回り(洗面台や浴室など)ですが、毎日清掃員さんが掃除されていたので、汚いと感じることはほとんどありません。(脱衣所の床は、人の多い時間帯はベタベタですが…)
寮の質はメーカー・寮によって差がある
ここまで僕の体験をお話ししてきましたが、注意してほしいのは、これはあくまで僕が入ったトヨタの寮の一例だということです。
寮の環境はメーカーによって、さらに同じメーカーでもどの寮に配属されるかによってかなり変わります。
築年数の古い寮もあれば、ワンルームマンションのような寮もあります。風呂・トイレが室内にある寮もあれば、僕のように共同の寮もあります。
ネットの「寮が汚い」という口コミも、古い情報だったり特定の寮だけの話だったりすることが多いです。実際、今ではタコ部屋のような相部屋はかなり減っていて、トヨタでは全部屋Wi-Fi完備など環境も改善されてきています。
注意
「期間工の寮はこう」と一括りにした情報を鵜呑みにしないこと。メーカー名+寮名で検索して、最新の情報を確認するのがおすすめです。
応募前に確認しておきたいポイント
寮の当たり外れで期間工生活の快適さは大きく変わるので、応募前・面接時に以下の点を確認しておくと安心です。
応募前のチェックリスト
- 個室かどうか(相部屋の可能性はないか)
- 風呂・トイレは室内か共同か
- 寮費・水道光熱費は無料か(メーカーによっては一部負担あり)
- 食堂の有無と営業時間
- 工場までの通勤手段と時間(徒歩か送迎バスか)
- 車・バイクの持ち込みルール
すべて希望通りの寮に入れるとは限りませんが、聞いておくだけで入寮後のギャップはかなり減らせます。
寮に向かない人
友人や恋人を部屋に呼びたい人
期間工の寮は、友人や彼女・家族を自室へ入れるのは原則NGのケースが多いです。受付での手続きや面会スペースでの短時間の対応は寮のルール次第で認められる場合もありますが、宿泊は基本的に不可と考えておくのが無難です。
荷物を多く持ち込みたい人
部屋の広さは6〜8畳くらいが一般的です。「一人暮らしの荷物をそのまま持っていく」のは難しいと考えたほうがいいです。
自分で料理をしたい人
部屋にキッチンはなく、水道すらない部屋がほとんどです。炊飯器やホットプレートの使用自体はできますが、洗う場所に困ると思います。
実家から通える人
寮がおすすめとはいえ、やはり住み慣れた場所が一番です。実家に入れる金額が食費も合わせて4万円以内くらいなら、実家からの通勤もありだと思います。
まとめ:迷ったら寮に入る方向で検討しよう
お金を貯めたい人、自由に使えるお金がより多く欲しい人は寮一択です!寮に入るのと一人暮らしをするのとでは、固定支出がだいぶ変わります。
それでも迷うという方は、一度寮に入ってから合わなければ自宅通勤に切り替えるという方法もあります。逆(自宅通勤→入寮)より、寮から出るほうが動きやすいです。
この記事のまとめ
- 寮なら固定費が毎月10万円近く浮く(3年で300万円以上の差)
- 家事は洗濯くらい。食事付きで生活の負担が激減
- 寮の質はメーカー・寮次第。応募前に個室か・風呂は共同かを確認
- 実家から通える人・プライベート重視の人は自宅通勤もあり
迷ったら、とりあえず寮に入る方向で検討することをお勧めします。
