期間工として働くことを検討している方の中には、工場の暑さや寒さが気になっている方も多いと思います。
「夏の工場は灼熱になるの?」
「冬は外と変わらないくらい寒い?」
今回は、デンソーで1年働き、現在はトヨタ自動車で期間工として働いている僕が、実際の経験をもとに工場の暑さ・寒さについて解説します。
この記事でわかること
- 期間工が働く工場の暑さ・寒さ
- 一般的な工場とクリーンルームの違い
- 工場で行われている暑さ・寒さ対策
- デンソーとトヨタで実際に働いた感想
結論:作業中は心配するほど暑くも寒くもなかった
工場全体は暑くても、作業場所には対策されていることが多い
工場全体は、夏に暑く、冬に寒くなることがあります。
ただし、作業場所にはスポット空調が設置されていることが多く、僕が働いたデンソーとトヨタでは、作業中に耐えられないほど暑い・寒いと感じることはほとんどありませんでした。
一方で、作業環境は配属される工程によって変わります。
鋳造など熱を扱う工程や、工場内を動き回る運搬作業などは、同じ場所で作業する工程よりも暑さを感じやすいと思います。
工場はすべて灼熱・極寒というわけではありません。
ただし、どの工程でも同じように快適とは限らず、配属先によって差があります。
工場の暑さ・寒さは作業場所によって違う
期間工が働く工場の作業環境は、大きく分けると一般的な自動車・部品工場と、クリーンルームのような温度管理された場所があります。
一般的な自動車工場の内部はこんな感じ
こちらはAIで生成したイメージ画像であり、実際の工場内を撮影したものではありません。
ただ、僕が働いたデンソーやトヨタの工場内は、まさにこのような雰囲気でした。
工場内には、部品を運ぶ車両などが通れるほど広い通路が張り巡らされています。その通路の両側に、いくつもの職場が並んでいるイメージです。
下の図で表すと、A〜Fがそれぞれ一つの職場です。職場ごとに担当する製品や工程が異なり、それぞれの職場が集まって一つの大きな工場を構成しています。
工場内の通路
工場は建物全体が非常に広く、外気温の影響を受けやすい造りです。
ただし、工場内が外とまったく同じ気温かというと、そうでもありません。
僕が働いたデンソーやトヨタでは、多くの職場でスポットクーラーや暖房が使われていました。その影響もあり、工場内に入ると、外に比べて夏は少し涼しく、冬は少し暖かく感じます。
もちろん、オフィスのように工場全体が快適な室温に保たれているわけではありません。
表現が難しいのですが、「外よりはちょっと涼しい」「外よりはちょっと暖かい」という言い方が一番近いと思います(笑)。
それでも、最近の猛暑や厳しい寒さは、工場内に入ると少し和らぐような感覚があります。
職場内
大きな通路から実際に作業する職場へ入ると、温度がもう少し変わったように感じます。
スポットクーラーは作業者がいる場所へ風を送る設備ですが、職場内では複数台が同時に稼働しています。
そのため、風が直接当たる場所だけでなく、職場全体も通路より比較的過ごしやすい温度になっていることが多いです。
スポット空調とは
工場全体ではなく、人が作業する場所を狙って風を送る設備です。夏は冷たい風、冬は暖かい風を作業者へ送ることで、作業中の暑さや寒さを軽減します。
運搬のように工場内を動き続ける仕事では、同じ場所に設置されたスポット空調を使い続けることができないので、そういった作業者については空調服が支給されていました。
クリーンルーム
半導体や電子部品などを製造する工場では、クリーンルームで作業する場合があります。
クリーンルームとは、ホコリやチリが入らないように、空気や温度、湿度などを管理している部屋のことです。
半導体や電子部品は、目に見えないほど小さなゴミでも不良品の原因になるため、工場の建物内にもう一つ部屋を作り、その中だけを徹底的に管理していることがあります。
クリーンルームの特徴
温度管理されているため、一般的な工場よりも夏や冬の気温による影響を受けにくい傾向があります。
僕がデンソーとトヨタで働いていた時
僕が働いたデンソーとトヨタは、どちらもクリーンルームではなく、一般的な広い工場でした。
夏の作業環境
デンソーの鋳造工程
工場内そのものは暑かったものの、作業場所にはスポットクーラーがあり、暑さで作業を続けられないと感じるほどではありませんでした。
デンソーでは、きついと言われることの多い鋳造工程で働いていました。
鋳造は高温で溶かした金属を扱うため、夏の工場内はかなり暑かったです。
ただし、僕が作業する場所にはスポットクーラーが設置されていたため、作業中は冷たい風に当たりながら働くことができました。
トヨタでも作業場所には暑さ対策がされており、暑くて作業がしんどいと感じることはほとんどありません。
冬の作業環境
一番寒いのは出勤直後
作業を始めて身体が温まり、作業場所の空調も効いてくれば、寒さはあまり気になりませんでした。
僕は寒さがとにかく苦手なので、冬は朝の時間が一番きつかったです。
工場内は非常に広いため、出勤直後は外とあまり変わらないような寒さを感じます。
暖房をつけてもすぐに工場全体が暖かくなるわけではないため、作業を始めるまでは特に寒く感じました。
僕の場合は、ワークマンで購入した分厚いアウターを着るようにしてから、かなり楽になりました。
作業が始まれば身体も温まり、作業場所の空調も効いてくるため、その後はあまり寒さが気になりません。
防寒着のルールは職場によって異なる
自分で防寒着を用意する場合は、着用できるものを職場の上司などに確認してから使いましょう。
休憩室や食堂は空調が効いている
僕が働いた工場では、作業場所とは別に休憩室が用意されていました。
休憩室には空調が効いているため、夏でも冬でも快適に休憩できます。
食事についても工場内に社員食堂があり、空調の効いた場所で食べることができました。
食堂では複数のメニューから好きなものを選べ、温かい飲み物と冷たい飲み物も用意されていました。
食堂の数や設備、利用方法などは工場によって異なります。ただ、僕が働いたデンソーとトヨタでは、休憩中や食事中まで暑さ・寒さに悩まされることはありませんでした。
それ以外の暑さ・寒さ対策
工場内には、自動販売機や給水設備が設置されていることがあります。
- デンソー:僕が働いていた職場に新しいウォーターサーバーが設置された
- トヨタ:熱中症対策用の飲み物が定期的に支給されている
それくらい夏場の熱中症対策には力が入れられており、作業中でも積極的に水分を取るように言われていました。
入社直後は自分でも飲み物を用意する
給水設備の有無や飲み物を置ける場所は職場によって異なります。
まずは自分でも飲み物を用意し、配属先のルールを確認しておくと安心です。
まとめ:工場全体と作業場所の温度は違う
期間工が働く工場は、建物全体で見ると夏は暑く、冬は寒くなることがあります。
しかし、僕が働いたデンソーとトヨタでは作業場所にスポット空調が設置されており、作業中に耐えられないほど暑い・寒いと感じることはほとんどありませんでした。
この記事のまとめ
- 広い工場は外気温の影響を受けやすい
- 同じ場所で作業する工程にはスポット空調が設置されていることがある
- 鋳造や運搬など、暑さを感じやすい工程もある
- クリーンルームは気温の影響を受けにくい傾向がある
- 休憩室や食堂には空調が効いている
- 実際の作業環境はメーカーや工場、配属工程によって異なる
工場の暑さや寒さについては、必要以上に心配しなくても大丈夫だと思います。
