期間工で働くことを考えている方の中には期間工の一日の実際のタイムスケジュールが気になるかたは多いと思います。
もちろん各メーカーのHPなどで紹介されている場合もありますが、特に定時後に関しては記載のないことが多いです。
今回はデンソーで1年経験、トヨタ自動車で現在3年目として働く現役期間工の僕が、実際に働いてみないと分からない現場のリアルをお話ししていきます。
トヨタ自動車の場合
トヨタ自動車に期間工として入社する場合一番多くの人が配属されるのは、連2と呼ばれる勤務形態の職場です。
期間工の主要な勤務時間に関する記事はこちら↓
連続2交代とは
連2とは連続2交代の略で、2組の班が1直と2直に分かれ交代で勤務する勤務形態です。
1直2直という呼び方は聞き慣れない方がほとんどだと思いますが、イメージ的には昼勤夜勤と同じです。
1直の勤務スケジュール
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 6:25 | 勤務開始 |
| 6:25〜8:30 | 作業 |
| 8:30〜8:40 | 小休憩(10分) |
| 8:40〜10:40 | 作業 |
| 10:40〜11:25 | 昼休憩(45分) |
| 11:25〜13:25 | 作業 |
| 13:25〜13:35 | 小休憩(10分) |
| 13:35〜15:05 | 作業 |
| 15:05 | 定時 |
2直の勤務スケジュール
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 16:00 | 勤務開始 |
| 16:00〜18:05 | 作業 |
| 18:05〜18:15 | 小休憩(10分) |
| 18:15〜20:15 | 作業 |
| 20:15〜21:00 | 昼休憩(45分) |
| 21:00〜23:00 | 作業 |
| 23:00〜23:10 | 小休憩(10分) |
| 23:10〜翌0:40 | 作業 |
| 翌0:40 | 定時 |
トヨタ自動車の連続2交替勤務では、1直が6時25分から15時5分まで、2直が16時から翌0時40分までです。どちらも作業時間や休憩の間隔は同じで、10分間の小休憩が2回、45分間の昼休憩が1回あります。
残業時間について
スケジュールを見ていただくとわかる通り、1直の定時の約1時間後に2直の勤務が始まります。
したがって、1直の際の残業時間は基本的に最大でも1時間です。(ライン作業に入る作業員が班毎入れ替わるため)
ライン以外の作業がある場合は1時間を超える場合もなくはないです。(ただこれは通常の生産とは別のイレギュラー的な作業のため、日常的に発生するものではないです)
僕の場合は1直で1時間以上残業したことは1度もありません。
2直の場合は定時後の交代までに時間が空くため、1直に比べると長い時間の残業が可能です。
実際に僕が経験した残業時間に関してはこちらの記事で紹介しています。↓
残業時間に行うこと
生産業務
最も多いのは、通常の生産業務による残業です。
職場では、その日に生産する車の台数やラインの稼働計画が細かく決められています。その計画が定時までに収まっていない場合は、定時後もラインを稼働させて生産を続けます。
また、設備トラブルなどでラインが停止した場合は、生産の遅れを取り戻すために残業時間が延びることもあります。
実際の残業時間は、配属先やその日の生産状況によって異なります。
ミニサークル
ミニサークルとは、班の中でさらに少人数のグループに分かれ、安全・品質・作業性など、職場の課題を改善する活動です。
僕の職場では、ミニサークルを基本的に週1回実施しています。
日常の生産業務が終了した後に実施するものなので、基本的に定時後から始まり、30分から45分残業して行うことが多いです。
品質不具合への対応
品質不具合とは、規格や品質基準を満たさない製品が発生することです。
不具合品が後工程に流れた場合は、影響する範囲の製品を確認・選別する必要があります。
不具合の規模が小さければ、対象工程の作業員を中心に少人数で対応します。
一方、大規模な不具合が発生した場合は、同じ職場の作業員だけでは対応しきれず、工場内のほかの職場から応援を受けることもあります。
反対に、自分の所属する職場とは別の場所で品質不具合が発生した場合は、応援に向かうことがあります。
その対応によって残業が発生することもあります。
デンソーの場合
デンソーに期間工として入社する場合、一番多くの人が配属されるのは2組2交代の職場です。
2組2交代とは、2組の班に分かれ昼勤と夜勤を交代で回す勤務形態です。
デンソーの2組2交替勤務では、昼勤と夜勤を1週間ごとに交替します。
僕が勤務していた職場では、昼勤の食事休憩が月ごとに変更されていました。
工場内で働く大勢の人が社員食堂を利用するため、利用時間を職場ごとにずらして混雑を避けていたと考えられます。
一方、夜勤の休憩時間は固定されていました。
以下は、僕が勤務していた昼勤8時40分〜17時15分、夜勤19時55分〜翌4時45分(E勤)のスケジュールです。
昼勤
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 8:40 | 勤務開始 |
| 8:40〜食事休憩 | 作業(途中に10分休憩) |
| 職場ごとに指定された時間 | 食事休憩(45分) |
| 食事休憩後〜17:15 | 作業(途中に10分休憩) |
| 17:15 | 定時 |
夜勤(E勤)
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 19:55 | 勤務開始 |
| 19:55〜翌0:00 | 作業(途中に10分休憩) |
| 翌0:00〜1:00 | 食事休憩(60分) |
| 翌1:00〜4:45 | 作業(途中に10分休憩) |
| 翌4:45 | 定時 |
僕が勤務していた職場では、10分休憩は固定の時間ではなく作業員が順番に休憩に入っていく形でした。
デンソーに関する記事はこちら↓
残業時間について
トヨタの連続2交替とは異なり、デンソーのE勤では昼勤と夜勤の間に時間が空いているため、昼勤でも1時間を超える残業が発生することがあります。
昼勤も夜勤も作業が定時時間内で終わらなければ終わるまで残業するという形でした。
残業時間に行うこと
生産業務
実は、車体メーカーと比べて、部品メーカーは残業が安定して発生しやすい傾向があります。
完成車メーカーは生産台数に残業が連動するため、増産期は残業が増える一方、減産期はガクッと減るなど変動が大きいのが特徴です。
部品メーカーは複数の取引先を支える立場上、コンスタントに残業が発生しやすい傾向があります。
実際僕の働いていた職場も月の残業は30時間前後発生していました。
月の残業時間の傾向に関しては、こちらの記事の「給料・待遇について」セクションでご紹介しています↓
品質不具合への対応
これはトヨタ自動車と同じです。
品質不具合が発生すると、規模によっては長い時間の残業になります。
小集団ミーティング
デンソーでは、職場のメンバーが少人数に分かれて話し合う「職場小集団ミーティング」が定期的に行われることがあります。
安全や品質、職場環境など、そのときに指定されたテーマについて意見を出し合います。
このミーティングは定時時間内に行うことがほとんどでしたが、その時間分生産活動が滞ることがあれば残業につながることもあります。
まとめ
トヨタとデンソーでは、同じ2交替勤務でも、勤務時間や休憩の取り方、残業の発生しやすさが異なります。また、同じメーカーでも配属先によってスケジュールは変わります。
今回紹介した内容は、僕が実際に働いた職場での一例です。入社後の生活をイメージする際の参考にしてください。




