女性の中にも、
- 「正社員で働いているが、責任が重く精神的にしんどい」
- 「物価上昇で今の給料では普通の生活を送るのも大変」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
期間工に興味を持っても、ネット上には「きつい」「体調を崩す」といったネガティブな情報も多く、なかなか一歩を踏み出せない方もいると思います。
そこで今回は、女性でも期間工として働けるのか、体力面や配属されやすい工程、メーカーの選び方について、僕がデンソーとトヨタで働いた経験をもとに解説します。
期間工に興味はあるものの不安が強い方は、「やめとけ」と言われる理由を整理したこちらの記事も参考にしてください。
女性でも期間工として働ける?
結論
女性でも期間工として働くことはできます。
期間工の大変さは性別だけでは決まらず、メーカーや配属される工程によって大きく変わります。
期間工というと、重い部品を持ち上げる体力仕事をイメージする方もいると思います。
しかし、期間工の仕事内容はメーカーや配属先によってさまざまです。
比較的小さな部品を扱う組立・加工・検査など、女性が担当している工程も多くあります。
男女の体力差や重量物を扱う際の制限なども考慮して、配属先が決められる傾向があります。
女性が車体の組立工程などに配属されることもあります。
また、小さな部品を扱う仕事でも、ラインの速さや同じ動作の繰り返し、不自然な姿勢によって身体に負担がかかる場合があります。
そのため、「女性だから働けるか」だけで考えるのではなく、どのメーカーや工程なら自分が続けやすいかを考えることが大切です。
体力面に不安があるなら部品メーカーが候補
自動車メーカーの期間工は、大きく「車体メーカー」と「部品メーカー」の2種類に分けられます。
車体メーカー
トヨタ・三菱自動車など
エンジンや各種部品を組み付けて、完成車を製造する会社です。車体の組立など、身体への負担が比較的大きい工程もあります。
部品メーカー
デンソー・アイシンなど
完成車に使われるエンジン部品・ブレーキ・電子部品などを製造する会社です。
比較的小さな部品を扱う工程が多く、一般的には車体メーカーよりも身体への負担が軽い傾向があります。
体力面に不安がある方は、まずデンソーなどの部品メーカーを候補にするのがおすすめです。
部品メーカーにも立ち作業や夜勤があり、配属先によって仕事の負担は異なります。「部品メーカーなら必ず楽に働ける」というわけではありません。
車体メーカーと部品メーカーでは、仕事の負担だけでなく、給料や満了金にも違いがあります。
どちらを選ぶか迷っている方は、実際に両方で働いた経験をまとめたこちらの記事も参考にしてください。
デンソーとトヨタでは女性はどれくらいいる?
僕はデンソーとトヨタで期間工として働いた経験があります。ここからは、実際にそれぞれの工場で見た女性の割合を紹介します。
デンソーの場合
デンソーは最大手の自動車部品メーカーです。「長期で働くならデンソー」という意見も多いほど、待遇の良さだけでなく働きやすさにも定評があります。
デンソーでは、面接後に「最終選考」があり、面接の合格者が本社に集まります。僕が参加したときには100人以上がいて、そのうち半数ほどが女性でした。
その後僕が配属されたのは、デンソーの中では比較的作業負荷が高い職場で、約15人の作業員のうち女性は2人だけでした。
一方、休憩室を共有していた隣の職場はほとんどが女性でした。
工場全体の3〜4割ほどが女性
配属先によって男女比は異なりますが、女性作業員の多いメーカーを希望する方にとって、デンソーは有力な選択肢です。
デンソーで実際に担当した作業や、仕事がきついと感じたときの対処法はこちらの記事で紹介しています。
トヨタ自動車の場合
トヨタ自動車は待遇の良いメーカーですが、デンソーと比べると女性の割合はかなり低いです。
僕が働いている工場は、トヨタの中では比較的作業負荷の低い工程が多いと言われています。
それでも、僕が見た範囲では女性が一人もいない職場も珍しくありません。
女性が配属されている職場でも、約15人のうち2人程度でした。
※ここで紹介している女性の割合は会社が公表したデータではなく、僕がデンソーとトヨタで実際に見た範囲での体験談です。
女性が配属されやすい工程
女性期間工は、比較的小さな部品を扱う組立・加工・検査などの工程に配属されやすい傾向があります。
女性労働基準規則では、満18歳以上の女性に、継続作業で20kg以上、断続作業で30kg以上の重量物を取り扱わせることが禁止されています。
出典:茨城労働局「妊産婦等の女性に就業させてはならない業務(就業制限)」
さらに、デンソーの募集要項では、持ち上げ・持ち運ぶ重量を男性は20kg、女性は15kgまでと定めています。
実際に僕がいたデンソーの職場では、女性が重量物の運搬を担当することはなく、日常作業でも比較的負荷の低い工程を任されていました。
また、僕がトヨタで見た範囲では、女性はエンジンなどの部品製造、部品の組付け、検査といった、重量物を扱う機会が比較的少ない工程で働いていました。
女性が車体の組立工程などに配属されることもあります。
また、小さな部品を扱う工程でも、ラインの速さや同じ動作の繰り返し、不自然な姿勢によって身体に負担がかかる場合があります。
「女性は必ず軽作業に配属される」と考えるのではなく、体力面を考慮されやすいものの、配属先によって仕事の大変さは変わると理解しておきましょう。
組立・加工・検査が具体的にどのような作業なのか知りたい方は、期間工の代表的な工程をまとめたこちらの記事をご覧ください。
女性期間工のメーカー選び
女性におすすめのメーカーは、何を重視するかによって変わります。体力面や女性の多い環境を重視するなら部品メーカー、給料や手当を重視するなら車体メーカーが候補になります。
| 重視したいこと | 候補になるメーカー | 理由 |
|---|---|---|
| 体力面・女性の多い環境 | デンソーなどの部品メーカー | 比較的小さな部品を扱う工程が多く、女性作業員も多い傾向があるため |
| 給料・手当などの待遇 | トヨタなどの車体メーカー | 女性の割合は少ないものの、給料や各種手当を重視して選べるため |
どちらを選んでも配属先は基本的に選べません。「部品メーカーなら必ず軽作業」「車体メーカーなら必ずきつい」と決めつけず、仕事内容と待遇の両方を見て選ぶことが大切です。
まとめ
女性が多い環境で働きたい方には、部品メーカーがおすすめです。
一方、トヨタのような車体メーカーは女性が少ないものの、作業の自動化が進み女性でも働ける工程は多いです。
そのため、女性が少ない環境でも気にならず、給料や手当などの待遇を重視する方は、車体メーカーを選ぶのもよいと思います。
